補聴器 【その9】 失敗しない補聴器の選び方

失敗しない補聴器の選び方  

高音が聞こえづらい老人性難聴

 一口に難聴といっても鼓膜の損傷や中耳炎など音を伝える器官の障害による

「伝音難聴」と、内耳や聴神経の機能が衰える「感音難聴」があります。
 高齢者に多いのは感音難聴。神経の老化によって、まず高音が聞こえにくく

なってきます。「しんぶん」が「ひんぶん」に、「たね」が「かね」に

聞こえるなど、サ行をハ行に、タ行をカ行に混同するようになります。老眼と
同じで神経の老化なので薬による治療は難しく、補聴器で音量を上げて補う
しかありません。

 

いろいろな補聴器の種類

 補聴器にはイヤホンで聞く「箱型」耳の後ろにかけて使う「耳かけ形」、
そして耳の中に入れる「耳あな形」の三種類があります。中でも、一人一人
の耳の型に合わせてつくるオーダーメイドタイプは、耳の中にピッタリ収ま
り、目立たないので人気のようです。 

 また、最近はデジタル補聴器の登場により、従来のアナログ式に比べて

性能が飛躍的に向上しました。コンピューター制御で雑音と会話音を聞き分け
て、会話だけを大きくしたり、使う人に合わせてこまやかな微調整ができる
ため、現在は主流になっています。

 

聴力や目的に合うものを

 補聴器の価格はアナログ式の5~6万円から、デジタル式の40万円まで
様々あります。確かに、騒音下で顔を向けた相手の会話を聞きやすくしたり
使用者の使った環境を全て記録し、使う人に最適な調整ができるなど最新の
デジタル技術は高機能へと進歩しています。

 しかし、高価だからといって必ずしも良く聞こえるとは限りません。聴力
や年齢、目的など自分に合ったものを選ぶことが大切です。専門家の人に、
「どんな時に何が聞きたいのか」をはっきり伝えて選ぶのがポイントです。