補聴器 【その7】 聴覚活用によるボケ防止

聴覚活用によるボケ防止  

聴力低下はボケの引き金?

  耳が聞こえにくくなった時にこわいのは、聴力の低下そのものより

人との対話が不足することです。他人とのコミュニケーションする能力が

衰えていくのです。

 話しかけられても言っていることがわからない。何度も言ってやっとわかったと

思ったら、聞き間違えてトンチンカンな応対をしていた。そのうちに相手も自分も

うんざりしてきて面倒になってしまう・・。

 こんな事を繰り返すうちに人と話すのを避けるようになってしまうお年寄りも

います。しかし、人とコミュニケーションをとる力は使わないとどんどん衰えて

いきます。ただでさえ、耳から入ってくる刺激は少なくなっています。

その上人とのコミュニケーションまでやめてしまったら、脳が老化の一途を

たどるのは目に見えています。

脳で音を聞くトレーニング

 知識や経験、予測や類推、想像力をフルに活用して音声の不備を補う事で

音を聞くことを「聴脳」といいます。

 聴能のトレーニングはボケ防止のトレーニングにもなります。そのために
は好奇心を旺盛に保ち、常に学習意欲を持つことが大切です。

 そして、言葉の引き出し、経験の引き出しを豊富に頭の中にそろえておいて

わずかな音声情報や視覚を手がかりに、想像力などをフルに働かせて、その中から

ピッタリ合う答えを探し出していくのです。言葉で説明すると大変なことのよう

ですが、一度慣れると脳は一瞬にしてやってのけるようになります。あとは日々

人とのコミュニケーションを大事にしていけばいいのです。そうすれば、脳細胞

が活性化されて反応を示すことができます。これは聴覚を活用したボケの

防止法といってもいいでしょう。