補聴器 【その15】見えない障害「難聴」⑤難しい補聴器選び

見えない障害「難聴」⑤難しい補聴器選び  

 耳が聞こえにくい難聴者を助けるため、様々な道具がある。
その代表が「補聴器」だ。最近はかなり高性能のデジタル補聴器や
ファッション性も備えたカラフルな製品も登場している。

 しかし、補聴器選びは案外難しい。難聴は高音が聞こえない人、
逆に低音が聞こえにくい人、音が耳に響く人など、様々なタイプがあるからだ。

実際に試聴しながら

 仕事や生活スタイルで、どんな音を聞き取る必要があるかによっても適切な
補聴器は違う。専門家に聴力測定を受け、「自分に合った」補聴器を試聴
しながら探すのがいいという。

 元来、補聴器は一対一の会話は聞き取りやすいが、集団や人ごみでの会話

は、余計な会話や雑音も拾い聞き取りにくい欠点もあった。しかし、最近の
デジタル補聴器では技術の進歩によりそうした騒音下でも会話のみを優先し
て聞き取りやすくできる「外出先用」の機能がついたものも出ている。もし
自分に合った補聴器を見つけられれば、生活の質は格段に上がる。

 ただ、補聴器がどうしても合わない人もいる。メガネだとかけたとたんに
すぐ見えるが、補聴器の場合は、急によく聞こえても最初のうちはかえって
うるさく感じてしまうことがある。補聴器は慣れるまでに多少時間がかかるため、
家族の協力も必要だ。

 

価格より目的が大切

 デジタル補聴器の価格はピンからキリまで多種多様だ。しかし、高価

だから良く聞こえるとは限らない。
「家の中の会話は聞こえるが、レストランでの会話がハッキリしない」
等、どんな音や会話を「聞きたい」のかを伝えることが大切だ。

難聴はとてもゆっくり進行するので自分ではなかなか気づかない。
自分の聴力がどの程度になっているか知らない人は意外と多い。まずは一
度、聴力測定をしてみては。