補聴器 【その10】 補聴器先進国デンマーク

補聴器先進国デンマーク  

医療・福祉国家デンマーク

 福祉国家として有名なデンマークは補聴器の先進国としても広く知られて
います。医療と福祉の研究が盛んで、補聴器の世界6大メーカーの内

3社がデンマークにあります。世界中の補聴器の約半分がデンマーク製

という計算になるのです。
 一般に耳の老化による聴力の低下は40代頃から始まり、50代頃から

進行すると言われています。目が老眼になれば老眼鏡をかけるのと

同じ感覚でデンマークでは補聴器をつけるのが常識になっているのです。

しかも、国が無償や低負担で支給してくれるわけですから、うらやましい

限りです。

 これに対して、日本は補聴器に関しての福祉対応は後進国と

言わざるを得ません。現在の日本では、身体障害者福祉法による給付制度が

ありますが、逆に言えば、身障者認定をもらうほど高度難聴になるまで

何の補助もないという状況になっているのです。

 


進化する最新のデジタル補聴器

 現在デンマークには、GNリサウンド、オーティコン、ワイデックス

という日本でも耳にする有名な補聴器メーカーがありますが、最新の

技術革新はめざましいものがあります。
補聴器に内臓された超小型コンピューターが、雑音と会話音を

「聞き分け」て、雑音だけを抑制したり、音もれによるハウリング(ピー音)

を自動で消滅させる機能などが付いています。

  

 また、レストランなどの騒音の多い場所では、顔を向けた相手の会話を

聞く時に、左右と後方の雑音を補聴器が勝手にシャットアウトしてくれるなど

まさに「頭脳を持った」補聴器が登場しています。
デジタル家電の進歩は日頃肌で実感しているところですが、補聴器も

日々耳に近づいているのです。